もくもく寺でオフライン・オンライン合わせてイベントを197回やりました

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もくもく寺でイベントを通算197回やったよ

こんにちは、むろです。 表題の件です。

先日、【勉強会の勉強会】大人のホームルーム 職員会議の自己紹介で、わたしがやってる勉強会(寺)について説明した時に「140回以上やってるのすごすぎるのでは」という感想をいただき、「たしかに…!」となって嬉しかったのでブログを書くことにしました。あと、オンラインのもくもく回が今回で開催100回目になりました!すごい!!

寺(以下、コミュニティのことを略して寺と表します)をはじめてから4年目(多分…)で、オフライン・オンライン含めて今日で197回のイベントを開催したことになります。

「はじめるだけなら誰でもできる。はじめるからには継続させていく。」というのをひっそり目標として持っていたので、ここまで続けることが出来たのはほんとに良かったです。ひとえに参加してくださる皆さん、運営メンバーの方々のおかげです。ありがとうありがとう!!

寺の中には寺経由で転職先を見つけたり、交際相手を見つけたりしている人もいて、ライフイベントに寄与することが出来てるのって何だかコミュニティだな〜という感じうれしいです(雑な感想)。

途中で疲れてやめようかなと何度も思ったんですが、結局ここまでやってこれましたし、あともう少し頑張れそうな感じなので、「私なりに運営を継続していく秘訣(2つ)」と、今後の展望とこれまでとこれからのお気持ち(つまりポエム)を書いてみようかなと思います。

1, 運営にかかるコスト(費用ではなく手間)を最小限にする

イベントを開催すればするほど新たな参加者は増えていきます。

最初のころはSlackの使い方についてや、Github(で自己紹介用のリポジトリがあります)にPR出してくださいねなどのオンボーディングを口頭やSlackなどでいちいちしていたのですが、Slackの使い方については、チャンネル名を適切なものにすることで説明を省き、Githubへの案内はSlackBotに任せることにするなどで省略することにしました。

ちなみにSlackのチャンネルについて最初のうちは「みなさん適当に作ってください」という運営方針だったのですが、 チャンネルが乱立する・チャンネル名を見ただけだと何を話したらいいのかわからないなどの問題があったため、途中で

  • 基本的に日本語を使用する(よくわからない英語単語を使うことで個々の解釈の違いを生まないようにする)
  • チャンネルに入る前に用途が伝わる名前設計にする

という事を運営メンバーで協議して決め、整理しました。ちなみに現状こんな感じです。

寺Slackのチャンネル一覧
寺Slackのチャンネル一覧

それと「初回でこれだけ多くのチャンネルに入ってしまうと混乱してしまうのでは」ということで、デフォルトで参加するチャンネルは下記だけに絞っています。

デフォルトで参加するチャンネル
デフォルトで参加するチャンネル

これをするだけで、新たな参加者が表示されるたびに私や他の方が説明していた手間が省け、Slackからの通知に縛られる事がなくなりました。

Githubへの誘導は毎週Botに「PRだしてくださいね〜」と言わせているだけなので、あまり即効性はないのですが、今の所これだけの人の自己紹介が集まってるのでまあヨシ!(現場猫)という感想です。

あとまだまだ少し細かい問題があるんですが、DocBaseさん(KRAYさん)にツールスポンサーとしてご協賛いただいてる(ありがたやあああああ)ので、Docbaseを活用して解決していこうと思ってます。

2, 1人でがんばらない(運営チームを作る)

2年近く1人でオフラインのもくもく会を開催していたのですが、1人でがんばることに限界を感じ始め、寺をたたむか続けるかで悩んだ結果、2年前から運営チームを作り、複数人で運営する体制にして続けることにしました。

運営チームをつくることで

  • 相談する相手がいることで悩む時間が減った(コスト削減)
  • 運営についての知見を与えてもらえる(意見だけではなく、他ではこうやってましたよなどの有益情報がもらえる)

などなど、他にもいろいろ細かい「運営チームありがたい…」がたくさんあって、色々と気づかなかった「1人でがんばってた」部分をフォローしてもらえて、継続についての精神的な負荷がかなり軽減されましたし、みんながいるので「寺、たたむか」と思うことはなくなりました。

ちなみに、いま運営にいる人はほとんど私が声をかけた人なんですが、わたしが独断で運営してくのを防ぐため、運営についての提案(この人を運営チームにいれたい、も提案です)はすべて「運営チームから5人以上のApproveをもらう」というルールでやっています。

提案内容によっては協議というかガチ口論に発展することもあるんですが、みんなオトナなので主観で意見を述べながら客観視も持ってくれているので議論はそんなに破綻せず、折衷案を受け止めてくれるので若干成り立っている、という感じです(多分…)。。

今後の展望

継続していきたいし、もっとよくしていきたいところ
  • どこでもいつでも、場所も時間も関係なく人の繋がりを持てる場を提供していきたい
  • 初学者も上級者も関係なく意見交換できる場にしていきたい
新たな挑戦
  • 何かしらのOSS活動的な何かをはじめる(これは今運営で相談してます)

これまでとこれからのお気持ち

で、以下ポエムです。

もくもく会を自分で初めようとした時に、ようちゃんさんに聞かれた「むろさんはどうしたいの?」に対しての答え「わたしは昔のわたしみたいな人を救いたいと思っています」をいつでも持っています。

「昔のわたし」は、ひとりでわからない分野をもくもくと勉強していて辛い、という状態でした。 フリーランスなので頼れる先輩もいなくて、ひとりでわからない分野を地道に勉強してくのは辛いし、わからない事がわからないのがとても辛い。

なので、寺は「わからない分野をもくもくしているけど、もくもくしているのは一人ではない。」という環境を構築していきたいと考えて、運営チームを作る当初にわたしの思想として説明していたのが「オンラインゲームをやっていた頃のようにしたい」でした。

ひとりで狩りにいって、欲しいアイテムをgetしたらチャットで「完全に理解した」を言う、狩りにいったけど虚無だったわーの時は「生産性ゼロだった」、再び狩場にいってレアアイテムがとれた時は「コントリビュートした」などの報告をしあい、その報告をお互い「おめー」と言いあう、違う場所で違う事をしながら共有してるのは時間と成果だけなんだけど、なぜかチーム感がある世界観、です。

何気なく、つらいことやうれしかったことを報告しあい、成長を讃えあえる「仲間」を形成する場、それがコミュニティなんだと思っていて、寺はそれになっていてほしいし、そうなりたいなーと思っています。

「エンジニアになりたい」「デザイナーになりたい」、という気持ちはとてもすてきで大切にしていて欲しい目標ですし、それを「どうしたらいいのかわからない」という人たちの駆け込み寺でありたい、というのが「寺」を名前にいれている根底です。ここは私がいる限り、変わらない思想です。

「フロントエンド」を銘打ってるのは、わたし自身が「結局どんなサービスも結局ブラウザで表示することになる」と思っているというだけで、根本は「使う人がいるアプリケーションサービスの見える部分の技術をフロントエンドと呼ぶ」だという解釈です。つまり基本的にWebサービスに限らず、アプリケーションのレンダリング部分に携わる人を対象にしていますし、それはエンジニアに限らず、デザイナー、経営者、PM、マーケティング担当などなど、主業種は限定していません。

限定するなら、ただ勉強会・コミュニティに参加しているという自己満足だけで所属し、自己を研磨する(=もくもくする)努力をしていない人(短絡的に言うとワナビー)はお断りしたい、というのはありますが…(小声)。

というわけで、TLで「わからなくてつらい」って言ってる人がいなくなるまで続けていこうかなと思います。

新規参加者も運営をお手伝いしてくださる方も募集中です。一緒に楽しくもくもくしていきましょう😃✨

長文、失礼しました。