デザイナーなりの Rails Girls というお話しをLTしました!
この記事は、先日行われたRails Girls Gathering Japan 2022 | Rails Girls Gathering Japan 2022 でLTさせていただいた内容です & Rails Girls Japan Advent Calendar 2022 の7日の分です! 6日目は @ai-24 さんでした! qiita.com
あがり症なのと、LT時間内に収まらなかった部分もあるので、当日お話したかった内容を記事にします。
Rails Girls Tokyo 14thのオーガナイザーをやりました
こっそり、ロゴマークもデザインさせていただきました。
iCARE開催(@恵比寿)だったので、「えびすさまがルビーで鯛を釣る」がテーマとなってます。
なんでオーガナイザーに名乗り出たのか[キッカケ]
所属組織(株式会社iCARE)の非エンジニアの女性がプログラミングの勉強をはじめようとしていたのを目撃する
- その方が多言語を学習しようとしていたのを見て、「いやいや!Rubyやりましょうよ!」(iCAREは Ruby, Ruby on Rails を技術採用している組織です)となったのがはじまりです
社内版 Rails Girlsな取り組みを提案しはじめる(若干苦戦する)
- 一人に対してコーチングする・カリキュラムを組むのはコストが高いので、せっかくならという意味で「 Rail Girls のカリキュラムを採用して社内勉強会したい!という提案をCTOとVPoEにする(→一応、「ええやん」という感想をもらう)
開発部以外の部長以上の方々に承認していただく激むずクエストが発生(入社2ヶ月目)
- 「組織の福利厚生に!」というスタンスで起案・提案しはじめたが、「非エンジニアがプログラミングを学ぶことが事業にどう反映されるのか」=「費用対効果がある」(定量評価)の説明が難しい
- 入社2ヶ月目の段階だったので社内政治的にも票がとれない →「ぽっと出のBBAがよくわからんこと言い出した」にしかならない
社外の方(@bash0C7)に相談したところ「オープン開催のRails Girlsをやればいいんじゃないですか」とシンプルかつ適切なアドバイスをいただく
わたし: bashさんから「お前が Rails Girls やればいい」ってアドバイスいただきまして
CTO: 確かに。盲点だったわ
組織的に スポンサー&会場提供する(Ruby, Ruby on Rails への貢献 & エンジニア採用のリクルーティングにも有効)という方向で実現することになりました。
なぜオーガナイザーに名乗りでたのか[Rails Girlsやりたい理由]
デザイナーなりに知っていた Rails Girls の良いところ
- カリキュラムがプログラミング初学者のつまずく理由No.1の「環境構築」からはじまっている(かつデプロイまでやる)
- 卒業生が現役エンジニアという実績がある
- 「Rubyは書いてて気持ちいい」トノコト
「Rubyは書いてて気持ちいい」、は Matz がネットミームに乗っかってツイートされた発言の引用ですが、「Rubyを書いてて気持ちいい・楽しい」というのは、実際開発現場に同席しているもの(デザイナー)として、エンジニアさん(ルビースト)が体現されているのを見ているので「実務として楽しいなら、プログラミング初手の技術としても良いのでは」と思ったところです。
Rubyコミュニティとの連携という最高の副産物
* 参加者との横軸、メンター・コーチとの縦軸つながりが発生 @emorima という最高のロールモデルとの出会い コミッター(@a_matsuda)との遭遇率の高さ
@emorima と @a_matsuda は、読む方による変数と思ってますが、現役女性エンジニアやコミッターと出会える、会話できる場として Rails Girls は提供してくれている貴重な機会だし、他のハンズオン・ワークショップでは実現できない Rails Girls 特有のものと思ってます。
あと、Rubyコミュニティのよいところとして、
- Rubyコミュニティの古参(褒め言葉)のやさしさは異常
- どうしたらいいの〜の救済措置(エコシステム)すごい
という部分、Ruby界隈の諸先輩方の優しさは「下心」がないので、女性の初学者におすすめしやすいというのがあります(小声)
オーガナイザーをやってよかったこと
- 参加者のみなさんの楽しくプログラミングを学んでいる様子を近くで見ることで、自身の今後のモチベーションにもなる
- わたしももっとやっていき!になる
- Rubyと Ruby on Rails への感謝の気持ちが新たになる
「参加者のみなさんの楽しくプログラミングを学んでいる様子を近くで見る」ことで得られる滋養については、スポンサーLTで藤村さんも言及されてましたが、Rails Gils に参加する特典でもあると思います。
- Ruby, Ruby on Rails への貢献は コードを書く以外の手段もあります
「Ruby文化の普及」という広い意味でいうと、「初学者の方への門戸を作る = Rails Girls 開催に寄与する」というのはそれになりうるのではないかなと思います(クソおこがましいのは承知です…)。
ということで、みなさんも Rails Girls へコミットしていきましょう〜! という呼びかけでした!
最後になりましたが、Rails Girls 10周年おめでとうございます〜〜〜〜!!!!!!
アドベントカレンダー、8日目はあのぶるさんです!