Emacsの見た目を思ったよりかわいくカスタマイズする
好きなアドビは Fireworks です。murokacoです。フリーランスでWebデザイナーをやっています。
さて、前回の記事で予告したとおり、 今回は Emacs のカスタマイズについて書いていこうと思います。
Emacsだと背景に画像が設定できるらしい
のが、そもそもテキストエディタを(Vimから)乗り換えるきっかけになったんですが
先日のこと。
飲み友達(男性 50代 会社員 社内SE) 「Emacsこそ最強のテキストエディタなんだよ!」(注: 別に宗教戦争の流れではないです)
わたし「Emacsかー。わたし全く使ったことないんですが、どういう点が最強なんですか?」
飲み友達「メールが送れる」
わたし「えっ」
飲み友達「メールが送れる」
わたし「…メールはメーラーがあるのでいいです。」
飲み友達「背景に好きな画像が設定できる」
わたし「テキストエディタで画像を表示するってなんか変な感じが…」
飲み友達「自分の好きなように見た目を変えられるんだよ。いいでしょう。」
わたし「うーん、まあ確かに今のVimの見た目変えたいなーとは思ってたし…背景に画像、好きなの配置するのは確かによさそうかも…」
いつも見てる画面に自分の好きな画像が表示されている状態って仕事が楽しくなっていいかも!試しにやってみよう!!
というわけで、今回わたしがやったのは
- 背景画像を設定する
- カラーテーマを指定する
- その他もろもろ( scratch を非表示にするとか)
です。
Emacsの背景に画像を指定する
Macに XQuartz を入れる
今回あてたいパッチだと、MacOSで X が動いている環境でしか動作しないようなので XQuartz を入れます。
ここはほとんど人の手を借りて乗り越えた壁なので説明を省略します…… (Oさん、その節は本当にありがとうございました囧!)
BGEX をあてる
背景に画像や色を設定できるようになる BGEX というパッチをあてます。
wac's webpage./Emacs-BGEX patch 今回はわたしの Emacs が 24.4 なので 24.4用のパッチをあてます。 一連の流れは example に書いてあるので、それに従いつつ自分の環境にあわせてコマンドたたいていきます。
BGEX を落としてくる
わたしの環境には wget がないので curl で。 Emacsのディレクトリ内に移動した後、
curl http://umiushi.org/~wac/bgex/patch-bgex_20140112_0-bzr-emacs-trunk.tar.bz2
で落としてきます。
解凍する
tar xjvf patch-bgex_20140112_0-bzr-emacs-trunk.tar.bz2
パッチをあてる
patch < patch-bgex_20140112_0-bzr-emacs-trunk/patch-bgex_20140112_0-bzr-emacs-trunk
ビルドする
./configure --prefix=YOUR-INSTALL-PATH make sudo make install
画像を emacs.d/ に置いて、設定ファイルで画像の呼び出しを指定する
前回の記事で書いた、 emacs.d/ に背景に指定したい画像(今回は bis_white.png という名前のpngです)を置いて、 emacs.d/init.el に
;; background-image (when (boundp 'bgex-exist-p) (bgex-set-image-default "YOUR-DIR-PATH/bis_white.png"))
(YOUR…のとこには置いた画像へのパスをかきます。) と書いて保存します。
カラーテーマを指定する
今回は Emacs にデフォルトで入ってるテーマから選択しました。 下記を emacs.d/init.el に追加するだけ!
;; color-theme (load-theme 'adwaita t)
参考- Emacs24に最初から同梱されているテーマ - AOEの日記
そして Emacs を再起動すると…
できたー!
今回背景に指定したのは BiS っていうアイドルのロゴです。 わー!テンションあがるわー!
というわけで、(個人的に)かわいいと思える(今のとこ)最強のテキストエディタができました!
ちなみに、 BiS をご存知ない方からすると特になんてことないシンプルな壁紙(そして格別かわいくもない)じゃんって思うかもしれませんが、
デビュー曲のMVで メンバーが全裸で樹海を駆け抜けていたりする
なかなか衝撃的なアイドルなので、
アラフォーの女性が使うエディタとしては、なかなかの痛エディタ
に仕上がったと思います。
が、これからもう少し設定いじって、もっと痛めに
育てあげていくつもりです。
ちなみに最近のBiSお気に入り曲はこちらです↓
(仕事中に見るのはあまりおすすめできません)
最後に突然の謝罪
数カ月前のことなんですが
わたし「Aさんはテキストエディタ何使ってるんですか?」
Aさん「Vimなんです。気持ち悪いですよね。2015年にもなってぼくまだ Vim 使ってるんですよ。vimrcも170行ぐらいになっちゃってるし、気持ち悪いですよね。他のテキストエディタ、○とか□とか使ってみたんですけど、結局 Vim に戻って来ちゃって…気持ち悪いですよね。この次使いたいエディタも NeoVim なんですよ、気持ち悪いですよね!」
わたし「いや、気持ち悪くはないですけど…www うーんと、なんていうか… Vim 愛凄いですねwww あ、そういえばBさんは何使ってるんですか?」
Bさん「Emacs です」
わたし「Emacs 使ってるんですか!気持ち悪いですねw(愛があるんですね)」
その後ツイートにて
わたし「Emacs使ったこと無いのに気持ち悪いなんて言うの、酷すぎるなわたし」
と、その場ののりで発した「Emacs使ってるんですか気持ち悪いですね」「使ったこと無いのに気持ち悪いって言う」の部分だけがネット上で炎上し、 Emacsをお使いの皆さんに大変不快な思いをさせてしまった事件がありました。 意図違いとは言え、歴史あるエディタをよく知りもしないのにネガティブな言葉で表現をするという失言について、本当に深く反省しております。
そして、今件に関して関係者の皆様にも多大なるご迷惑をおかけしましたことお詫び申し上げます。
というわけでこれが今年最後のブログになりますが、来年もよろしくお願い致します!