個人開発でマッチングアプリ作るぞ が 同人チーム開発でオタク専用SNS作るぞ になった話(前編)

個人開発でマッチングアプリ作るぞ が 同人チーム開発でオタク専用SNS作るぞになった話

個人開発でマッチングアプリ作るぞ が 同人チーム開発でオタク専用SNS作るぞになった話


未経験から人類やってる駆け出しホモサピエンスこと、むろです。

表題の件についてです。

こまごまとSNSなどでアウトプットしてましたが、そろそろ記事にすることで自分を 絶対リリースする に追い込んでいくことにしました。

マッチングアプリからオタク専用SNSに方向転換の経緯

なぜマッチングアプリを作ろうと思ったのか

わたし自身がマッチングアプリで婚活していた時のユーザー体験であった「なんか違う」を解決したかったためです。

なぜオタク専用SNSに方向転換したのか

なんか違う、を確かめるためにアマゾンの奥地にいった(市場調査のため婚活アプリを使ってみたけど失敗した方へのユーザーインタビューをした)結果、見えてきたのが

  • 女性上位の構図になっているのが起因の男性の「いいね連打ゲー化」によるミスマッチング
  • ステータス(見た目、年収、学歴など)重視の選定をするトレンド傾向由来のカルチャーフィット軽視問題

でした。 どちらも、「会ってみたらなんか違った」「会話(メッセージ)が続かない(盛り上がらない)」などのよくある問題に繋がります。

そして、このペインのうち、カルチャーフィット に焦点を当てた結果、「出会いが入り口ではなく、趣味嗜好の合うともだちからの発展」が、パートナーとして最適な人との出会い なのではという仮説に至りました。

ともだちから始まる恋愛→結婚が正解なのかの仮説を確認する意味で恋愛心理学の本を読み漁ったのが前回の記事です。 で、記事内には書いてませんが、一番参考になったのが恋愛の科学です。 下記は恋愛の科学を抜粋して開発チームに説明するためのmiroの様子です。 恋愛心理学の研究結果(ともだちから始まる恋愛関係の優位性についての資料) などが貼ってあります 詳細を省きますが、仮説はおおむね間違っていないとしました。

そこから、カルチャーとはオタク文化なのでは、となり、「オタク専用SNSサービスを作ろう」に発展しました。

それで、オタクと一言でいっても最近は好きな対象を「推し」と表現するぐらいにカテゴリが幅広くなってきているので、 オタクのカテゴリと深度による違いなどの分析もしたりし(論文まで読んだりしました)、 miroに付箋がはってある様子です そして、ここからカテゴリによって私の作りたいサービスのニーズがあるのかどうかのインタビューもしました (結果、ジャンルによっては既存SNSの活用でいけるものもありました)。

など、色々やっていった結果、完全に「オタク専用SNSを作るぞ!!!」になってしまい、 そこから「出会い厨許さない」(健全にともだちになって欲しい)になぜかなってしまったので わたしがマッチングしたくて作ろうと思っていた部分は消え去りました(ここ重要)。

というわけで、長くなってきたので後編に続きます。 後編で個人からチームになったことを書きます。